2020未来社会研究プロジェクト家庭ごみ焼却スラグを原料とする可視光応答型光触媒ナノガラスの開発とその環境浄化材としての応用

研究責任者
都市教養学部 理工学系科学コース久冨木 志郎 准教授
関連教職員
  • 秋山 和彦 助教
  • ホモナイ・ゾルタン 教授
  • エルノー・クズマン 教授
  • シンコー・カタリン 准教授
  • リスティッチ・ミラ 研究員
  • クレフラ・ステプコ 研究員

プロジェクト概要

これまでに、私たちは家庭ゴミ焼却スラグから作成した廃棄物ガラスが生活排水中の汚染源である有機物の分解効果のあることを見出ました。さらに、廃棄物ガラスと類似した組成を持つケイ酸鉄ガラスを熱処理すると、可視光照射により光触媒機能を示すことを明らかにしました。この結晶化ガラスの光触媒特性や環境浄化特性と構造の相関と得られたデータに基づく考察の結果、ガラスに分散させる酸化物の粒径が小さくなるほど優れた機能性を獲得する可能性があることが示唆されています。

そこで本研究では、ナノ粒子を原料とするナノ・ケイ酸鉄ガラスを家庭ゴミ焼却スラグから開発すること目標に掲げます。久冨木は首都大学東京傾斜的研究費(全学分)学長裁量枠の支援によりエトボシュローランド大学(ハンガリー)、ルジェルボスコビッチ研究所(クロアチア)と共同研究を行ってきました。本課題においてもこのネットワークを活かし、それぞれが実績を有する得意分野を担当し、相互に来訪して研究成果や研究方針について密なディスカッションを行いながら進めます。

廃棄物を環境浄化光触媒として再生する手法の開発を国際共同研究下で行うことで、東京都の抱える廃棄物処理、水質汚染の環境問題を解決し、水と緑の回廊で包まれた世界で最も美しく安全な環境都市・東京の実現に貢献します。

プロジェクト報告

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