2020未来社会研究プロジェクトオリンピック・パラリンピック選手村でも使用可能な10秒で分かる感染症・熱中症スクリーニングシステムの開発

研究責任者
システムデザイン研究科 経営システムデザイン学域 松井 岳巳 教授
関連教職員
  • 金 石振 准教授

プロジェクト概要

空港検疫はサーモグラフィーによる熱感知や問診票によって行われます。これまで、那覇検疫所長と成田検疫所長の要請を受けて新興・再興感染症の流行拡大を防止するため、短時間で計測可能な感染症スクリーニングシステムを開発してきました。システムの前に10秒間座るだけでサーモグラフィーにより顔表面温度を、マイクロ波レーダーや光センサーにより呼吸数や心拍数を計測し、判別アルゴリズムを用いて「感染の疑い」があるか「正常」かの判別を行います。現在、試作機は成田国際空港クリニック(赤沼院長)で運用されています。

本研究の目標のひとつは2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック選手村における感染症の流行・拡大の防止です。世界中からアスリートが集まる夏季の選手村ではデング熱をはじめとする熱帯感染症や熱中症などの発生が予想されます。また、選手だけでなく、選手よりもはるかに数が多い運営スタッフの健康管理に資することが期待されます。

また、夏季オリンピックでは感染症に加えて熱中症の発生が予測されますが、感染症と熱中症の症状に共通点があることから、本システム専用・熱中症判別アルゴリズムを開発、さらに、卓上型の研究と並行して、オリンピック・パラリンピックでの使用を想定し、多人数計測に適したタテ型のシステムを開発します。感染症や熱中症の疑いがある場合に早期の医務室受診を促すことを本システムは目標としています。

プロジェクト報告

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